坐禅/姿勢
10Oct/Thu - North London
久しぶりにノーリッチのマディーが来ていた。
夏は接心で忙しかった様子。彼女も定年後の方が忙しくて
充実した生活を送っている人の一人。いつも生き生きしてる。
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確か坐禅中にビルが弟子丸老師の本から姿勢についての
短い文を読んだ。
それがきっかけで坐禅後に姿勢の話。
坐禅の姿勢については本当に細かい指導がある。
初心者には(まあ、私も初心者に毛が生えたようなもんだから)
易しいようで難しい。体についてはあれこれ注意してくれるのに
肝心の内面の部分には何のインストラクションもしてくれないから、
ほったらかされて途方に暮れることもあるだろう。
マインドフルネスの瞑想や他の瞑想方法だと手取り足取りかなりの
ガイダンスがある。
「音に集中しましょう」「呼吸を数えましょう」とかね。
実際坐禅を始めてみてわかってくるのはBody・Mindはつながっている。
いや、というより離して考えることはできない。
姿勢の指導だけで不親切なように思うけれども自分の体と
真剣に取り組んで自らの心身をフルに体験するということができれば
雑念も浮かんでくる余地はない。もちろんそんな状態になることは
あまり無くてあってもそれは過ぎた後のPost Meditative Stateとしてしか
実感できないんだけど。
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去年藤田一照さんが曹洞宗の企画で渡欧された時にロンドンにも
来て下さって坐禅についての講義をされた。
特に一般向け講義の前に開かれた坐禅を教えている人達への指導がかなり
反響だった。坐禅歴おそらく30年(?)のマディも一照さんの話には目から
鱗が落ちまくったとのことでしょっちゅう話題になる。
私は教える立場にはほぼ遠いけどオーガナイズする方のお手伝いを
少ししていたので参加させてもらった。
一照さんはとにかく好奇心旺盛でクリエティブな方だった。
様々なボディワーク(骨系、筋肉系、呼吸系、その他諸々)をガンガン
取り入れて坐禅に取り組まれていらっしゃる。かなり斬新。
英語の説明も流暢で面白いしとにかく若々しくてエネルギーに溢れていた。
色々教えていただいた中でも「気を入れる」方法と「上半身をポイント
ごとに廻して骨盤を開く」エクササイズで長年の坐禅中の痛みが消えたという人が
かなりいる。*1
マディは最近は坐禅を教える時にはこのエクササイズを教えていて
反響がすごいらしい、特に脚が組めないと諦めてしまった人達に。
幾つになっても諦めずに根気よく付き合ってあげると体は答えて
くれるもんだねということで話は落ち着いた。
Note to self:自分の心身を見限らずに毎回新たな気持ちで坐ることを
忘れないように!
Sitters : ジョン、ビル、ポール、マディー、スチュアート、ジュリー、
アレックス、ニック(メガネの)、ニック(途中から)、サイクリスト(名前)、
ブカレストの女の子、+Eと私 で13名
*1:ちなみに私も以前は左の足を上に半跏趺坐の組んだ際に膝の下に
隙間ができて小さい膝当てを置いていたけど今はもう要らなくなっている