Just sitting - ロンドンで坐禅

ここ3年程ロンドンの曹洞宗の道場で週に3日坐禅しています。世界中から老若男女多国籍、様々な背景の人種が集まるロンドン坐禅会での出会いや自分の気づきなどを綴ります

1Oct/Tue - Old Street

雨、寒い、10月だ・・・。

 

坐禅中雨がしとしと降る音。

雨の音も季節で違うみたい。

 

昨日はマーティンはホリデーでスイスに帰ってるし、いつも来てるニックが

休み(雨だから?)だった。

 

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坐禅後のスタディグループは先週に引き続き「縁起」。縁って起る。

何かわかりやすく解説してる本が手元に無いかと探してみたらあった。

玄侑宗久の「私だけの仏教」

bookclub.kodansha.co.jp 

生成と消滅に関する「無常」という見方の背景には、すべての

物事を関係性のなかで見る、という基本的態度がある。

この認識が「縁起」である。

玄侑宗久(2003)『私だけの仏教』講談社(P164)

 
Learn to pronounc
 

なるほど。

無常 (Impermanence)。

日本人の集合的無意識にかなり深く刷り込まれてると思う。

 

普段は意識することは無くても西洋の考え方と根底にある観念が違うんだなと、

思う時にこの無常観がある。なんか説明できない時があるんよね。

 

十二因縁を日本語にしたものが

「無明 →(諸)行→ 識→ 名色 → 六入 →触(そく)→

受→ 愛 →取 →有 →生 → 老死」 

 

「触」以前は母親の胎内の中、つまり産まれる前。

カルマ。遺伝とか、先天的なものも入るかな。

 

ただし遺伝だから逃れられない「運命」という考え方ではなく

持って生まれたものと自分の行動(インターアクション)で

いくらでも変われるという望みがある、と思う。

 

私が坐禅をしている一つの理由と言ってもいいかもしれない。

 

 

 

 

本日のSitters: ジョン(南ロンドンの)、マイケル(エセックスの)、

サード、デビッド(久しぶり)+パートナー(名前?)、

マイケル(スイスからの旅行者)、クライブ、初参加(ポーランド人?男性)

+Eと私で10名