7Oct/Monday - North London
フランスの観照寺の尼僧ヴァレリーさんがダービーでの接心後ノースロンドンの道場に来て下さることになった。
Home - Kanshoji, sôtô zen buddhist monastery (France)
禅プラクティス歴の長い人達に会うといつも思うのはその佇まいの美しさ。静謐感というか。内面が外に滲み出るんだろう。
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口宣はまず姿勢について
耳は組んだ脚と水平に
鼻とお臍を垂直に繋いで
膝は地を押し頭は空を押しあげるように。
いつもよく聞くことだけどフランス語で聞くと
なんかうっとりする。フレンチ贔屓だから、私。
あとは バランスについて。
body and mind
多忙な日常生活の中でもしっかりとバランスを保つことに気をつける。言うのは簡単でもすぐに忘れてしまうことなので心に留めておこう。バランス、バランス。
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坐禅の後にちょっとした質問セッション(正式な問答では無いが)Eが「初心者に坐禅を教えるのに一番大事なことは何か」と質問。
ヴァレリーさんの答えはこれも口宣で伝えた「バランス」ということ。
バランスがあっての坐禅。これは初心者だけでは無いけれども、とも。確かに偏りすぎない調和の取れたスタンスを保つ努力は必要だ。
次の質問は環境問題のプロテスターXRのメンバーが来ていたこともあって怒りと恐れをどう使うかということ。
これには怒りも恐れも否定はせず認めながらも全ての行動は「愛から発した」ものでないと実際に効果的ではない、と優しくおっしゃった。うーん、確かに。
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そんなこんなで坐禅が終わって折角だからと近くのパブに。
XRメンバーの話は興味深い。反ヒエラルキーでそれぞれのメンバーが意見を出し合って活動を決めるとか、かなりの支援があるとか、万一逮捕された時のためにXRの味方である弁護士達のコンタクト先リストを常に手元に持っているとか。
彼らの地方グループはハードコアで無くlight & fluffy(笑)だそうだ。
(ちなみに写真は水曜日の夜、XRに占拠されたトラファルガー広場。半フェスティバル半ディストピアンな雰囲気)
帰りの道中やっとヴァレリーさんとお話しする機会があった。
いつから坐禅をしていらっしゃるか(二十歳の時からだからもう35年)、きっかけ(お兄さんに薦められて。その時は禅とは知らなかったそう。もちろんお兄さんは続けてはいない 笑)など。
反対にあなたは日本にいた時から坐禅をしていたのと聞かれた。これはよく聞かれる質問。
「いや、きっと日本に住んでたら坐禅をしたり仏道に興味を持つことはなかったかも」
これもスタンダードな私の答え。日本人の私がどういうきっかけでロンドンで坐禅をするようになったか。
まあこれも縁ですよね。
全ては縁。
本日のSitters: ヴァレリー(シニア)、ビル、ポール、ドン、ダン、サマンサ、ヴィム(通訳)にE+私